２つの公募美術展に無事入選しましたブラスト工房ガラス彫刻サンドブラスト名入れ彫刻ガラス彫刻作家

第５５回蕨市美術展　入選教育長賞受賞

何度か紹介していますが、蕨市美術展と川口市美術展に作品を応募しました。
おかげさまで蕨市美術展では、昨年度に引き続き同じ教育長賞をいただきました。
今回の作品では、瑠璃色の被せガラスの皿に月と宇宙の空間を彫刻しました。
月は皿の裏側から堀宇宙に散らばる星は皿の表側から彫ってあります。
その小さな星には、ゴールドとシルバーの塗装が施されています。

もともと、明るい満月を入れようと思っていたのですが、製作の途中で影が大きなグラデーションのかかった月を見て
これはこれで良いかな？と思ったものですから、このままの形でダークムーンにしました。
それだけだと、ただの暗いお皿になってしまうので、表側から星を散りばめたわけです。
製作の様子は、下の動画から詳しくご覧いただけます。

第５２回川口市美術展

川口市美術展の方は、猫の木　というタイトルで、大型の花瓶を使った作品を作りました。
応募の規定で、工芸作品は高さ500mmまでということになっていましたが、購入した素材は600mｍでしたので、
上の方を 100mm カットしました。
途中でガラスをつないで、少し怪しげな感じを出しています。
こちらは、ステンドグラスの手法でハンダでつないであります。
木の枝に乗った、たくさんの猫を表現していますが、全て形が違う42匹の猫を彫刻してあります。

当初の予定では、猫の部分だけの加工で3～4時間あればできるかな？と思っていたのですが、
大きさもあって種類も多かったので、実際にはその2倍以上時間がかかりました。
はっきりとわかるぐらいの樹を彫ろうとも思っていのですが、途中で、このくらいの表現にした方が
全体に明るくて分かりやすいかなと思い加工の方法を変えました。
この半田のラフな部分や、なぜこういうことをしたのかという事を、
詳しく説明していますので下の動画もぜひご覧ください。

ワイングラス・ロックグラス・ピルスナー・ビールジョッキ・一口ビールグラス・タンブラー　多彩に取り揃えています

昨年も、蕨市美術展と川口美術展に作品を出品しました。
埼玉県美術展と合わせて、年に3回美術展に作品を応募しています。
これは当然ですが、ブラスと工房の営業上の目的もあります。

こういったことで、技術力や表現力を表すことができれば、本業のオーダーメイドの商品の製作にも生かせると思います。
まだまだ出していない、表現方法技術などもありますので、これからも作品の製作に活かしていきたいと思います。

こういう作品展に出す作品の製作は、毎回ギリギリにならないとやらない、という悪い癖があるのです。
2025年の6月にある、埼玉県美術展には、余裕を持って緻密に製作した作品を、出品したいと思っています。
次回は、日本の伝統的なモチーフを使って、ガラスならではの　美しさ　を追求した作品を作ろうと考え始めています。