被せガラスのステップブラスト 被せガラスコースレッスン4
ブラスト工房では、サンドブラストで加工するガラス彫刻教室を
開講しています。
・被せガラスコース
東京都の伝統工芸品・江戸切子にも使われている、高級ガラス素材
被せガラス(きせがらす)を使った、ガラス彫刻作品をつくる講座
です。
水彩画のような、繊細な淡いグラデーションが特徴的な、美しい
ガラス彫刻作品ができあがります。
ルリ色の被せガラス(きせがらす)
今回はルリ色の被せガラスに、カトレアの花を彫刻しました。
ポイントの一つは、ルリ色です。
被せガラスには、緑・青・紫など4~5種類の色がありますが
中でも一番難しいと言われているのが、瑠璃色(ルリ色)です。
これは人間の視覚の問題で、他の色は色の濃淡を識別しやすい
のですが、このルリ色は濃淡の識別の難しい色です。
彫っていて「少し白くなってきたなあ」と思った瞬間、すべて
削り落ちていて白くなってしまうことが良くあります。
ですので、「ちょっと彫り方が足りないかな」と思うくらいで
止めておくことが大切です。
と、言うのは簡単ですが、実際には何回も経験してみて、感覚
で覚えてみるしかないようです。
波目模様の付け方
今回は、グラスの1番上の部分を透明なまま、彫らずに残し
その下の部分に、波目模様をつけました。
透明なまま残す というのは、砂を当てないという事で
逆に言うと、砂の当て方をちゃんとコントロールできている
という事です。
テクニックというほどの事ではありませんが、必須の事だと
思います。
下の波目模様は、マスキングなどの基準となるものを使わず
フリーハンドで加工します。
コツとしては、ガラスにノズルを近づけて、ピンポイントに
砂が当たるようにして、縦に模様をつけていくことです。
ガラスとノズルの距離は、10mm~15mm程度にして作業し
ます。
下にある動画で詳しく説明しているので、そちらの方がわか
りやすいと思います。
ルリ色の一口ビ-ルグラス
ビールと言うと、ジョッキで豪快に飲むイメージが多いですが
料理に自信のある小料理屋さんや高級な和食店では、ビンのビ
ールと、このサイズのグラスが出てくることがあります。
この小さなグラスで飲むと、ビールの持つ香りやコクを強く感
じることができます。
ただビールを飲む のではなくて、ビールの種類によって違う
独特の味を楽しんでみてください。
その時には、自分で作ったお気に入りのグラスがあると、より
豊かな時間になりますね。
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