クリアーガラスコース レッスン5 ネコの花瓶
ガラスをしっかり深く彫る技法の クリアーガラスコースのレッスン5です。
ガラスを彫刻加工するには、いくつかの方法 技法 がありますが、
デザインのふちを深く彫りこむ フレームブラスト での製作です。
フレームブラストとは
デザインをふちどるように彫るに彫る 技法・表現方法で、全体に同じ深さ
彫るフラットな彫り方とは違い、時間をかけずにしっかりとガラスの深彫り
を表現できます。
細やかなデザインのカット
ネコのデザインですが、ほとんどが曲線で、毛並みを表現するために
細かいカットが必要になってきます。
今までの4レッスンの内容をふまえて、カットの仕方を考えながら
作業します。
線がつながっている所はいいのですが、前足の指の部分やアゴの部分
は線が途中で切れています。
こういうところは、線の延長線上までオーバーめにカットします。
フレームブラストの応用
デザインのカットでも、細やかな作業が必要でしたが、実際にブラスト作業を
する場合も、細かく数回に分けて彫っていく、緻密な作業が必要です。
足の指も、一本一本分けて彫ります。
ガラスを回しながら彫る
フレームブラストでは、全体にムラなく砂を当てる、という方法は
行いません。
デザインのラインに沿って深く彫りこむ、事が基本です。
コツは、砂の出るノズルの方を大きく動かすのではなく、ガラスの向きを
変えながら彫ることです。
砂を当てるときに、ノズルを止めて砂を当ててはいけません。
止めた瞬間にそこだけ 深く彫れて しまうからです。
常にライン沿って、何度も往復させるように、砂を当てます。
フレームブラストは、デザインのラインに沿って深く彫りこむ ので
広い範囲に砂を当てません。
砂はノズルの先から放射状に広がるので、砂を当てる範囲を狭くする
ために、ガラスとノズルの先の距離を近づけます。
おおよそ20mmから30mm程度まで近づけますが、場合によって
は、ガラスとの距離を5mm以下と、ほとんど押し付けているような
感覚で彫っています。
デザインのラインにだけ砂を当てているので、端の部分だけ
深くなっています。
ブラスト工房のサンドブラストガラス彫刻講座 クリアーガラスコースは
身近にある透明なガラスにデザインを彫刻して、作品を作るカリキュラム
です。
絵心・センスなどは、一切必要ありません。
ガラス彫刻の方法を学べば、どなたにでも作品を製作できる講座です。
まずは体験講座から、お気軽にご参加ください。
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