クリアーガラスコース レッスン4 極楽鳥の花
ガラスをしっかり深く彫る技法の クリアーガラスコースのレッスン4です。
今回も、フレームブラストのバリエーションを広げるレッスンです。
フレームブラストとは
デザインをふちどるように彫るに彫る 技法・表現方法で、全体に同じ深さ
彫るフラットな彫り方とは違い、時間をかけずにしっかりとガラスの深彫り
を表現できます。
フレームブラストでは、ガラスの方を動かしながら、垂直に砂を当てる
方法をとりますが、同時にノズルを持った方の手を、常に動かし続け
砂が一か所だけに当たらない ようにします。
止めた瞬間に、そこだけ深く彫れてしまうので、絶対にノズルの動きを
止めてはいけません。
長いラインを正確にカットするコツ
使用しているデザインカッターの刃は、30度の角度を使用しています。
先の尖った刃は、細かいカーブや小さな円をカットする場合に、とても
便利です。
今回の極楽鳥の花は、緩やかで長いカーブが特徴です。
小回りがきく刃だと、どうしてもブレやすくなって、カーブがきれいに
カットできません。
そういう場合は、刃を立ててカットするのではなく、寝かせるようにし
て、刃の部分がゴムシートに当たる部分を多くすることにより、刃の向
きが安定するので、ゆるやかで長いカーブを一気にカットすることがで
きます。
同じ深さに彫るときの注意点 手を止めない
1枚1枚の花弁が大きい花ので、花弁ごとに彫る深さを均一にしないと
デコボコな花弁になってしまいます。
均一に彫る方法として、砂を吹き付けているノズル側の
手の動きを絶対に止めない
事です。
ラインに沿って、常に動かしながら彫ることが原則です。
その程度の深さに彫れているか、を目で見て判断するには、摩擦熱でゴム
シートが焦げてくるので、その焦げの色の濃さで判断しています。
目で見て判断することが難しい場合は、数を数えます。
何回砂を当てたか、数を数えながら彫ることにより、均一に砂を当てる
事ができます。
レッスン4のポイント なめらかに均一に
今回のレッスン4のポイントは、
・なめらかな曲線を正確にカットする
・彫りの深さを均一にする
という2点です。
この2点は、ガラス彫刻をする上での、基本中の基本ですので、
今までの3回のレッスンで繰り返しやったことの、まとめをレッスン4
で、再確認しています。
次回のレッスン4は、より複雑なデザインを使って、細やかな作業へ
ステップアップしていきます。
まずは体験講座からでも、お気軽にご参加ください。