ガラス彫刻 被せガラスコース レッスン2

被せガラスコース レッスン2

ブラスト工房で行っている サンドブラストガラス彫刻講座の中で、
被せガラスを使ってガラス彫刻をする、 被せガラスコースのレッスン2です。
被せガラスを彫刻加工するには、いくつかの方法 技法 がありますが、
まず習得すべき方法は、全体を均一に彫る フラットブラスト です。

目次
・フラットブラストの方法
・被せガラスのフラットブラスト
・色落としのコツ
・レッスン1との違い

フラットブラストの方法

フラットブラスト ブラスト工房

ガラスの表面を均一の深さに彫る方法を
フラットに彫る フラットブラスト と呼んでいます。
サンドブラストガラス彫刻は、ノズルの先から噴出する砂をガラスに当て
て彫刻する技法です。
砂は、ノズルの先から放射状に広がるので、ガラスとの距離をとれば、
全体に均一に砂が当たるので、全体を同じ深さに彫ることが可能です。

被せガラスのフラットブラスト

被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

先に言ったように、被せガラスは2層構造なので、表面の色ガラス
部分だけを 同じ深さに均一に彫る ことがポイントです。
色ガラスが消えて、下のクリアーガラスが出てくるという点では、
目で見てもわかりやすい作業です。

色落としのコツ

被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

デザインだけを残して、周りの色ガラスを削り落とすことを 色落とし
と呼んでいます。
フラットブラストの作業なのですが、重要なポイントがあります。

必ず たてに削る ということです。

被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

グラスに対して砂をタテに当てて行くと、できる限り表面をフラットに削り
落とすことができます。
被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

グラスに対して砂を横に当てると、水平に削れるので表面が
凸凹になりやすくなります。
被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

一見簡単そうに見える作業ですが、方法を誤ると準備時点で作品のできに
大きく関わってくるので、とても重要です。

レッスン1との違い

被せガラスコースレッスン1 サンドブラストガラス彫刻教室被せガラスコースレッスン2 サンドブラストガラス彫刻教室

レッスン1では、赤色の被せガラスに、紅葉のデザインを、彫りました。
レッスン2では、ルリ色の被せガラスに、アイビーのデザインを彫り
ました。
写真をみていただければわかるように、レッスン1は彫りこんで、レッスン
2では彫り残して、というふうに、全く逆の表現になっています。

フラットブラストの技法だけですが、大きく分けて2タイプの表現ができる
わけです。

次回レッスン3からは、被せガラスのステップブラスト(段彫り)に
なります。

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