開運！なんでも鑑定団３時間半スペシャルブラスト工房が紹介されました

20244.4.2放映　テレビ東京開局60周年特別企画「開運！なんでも鑑定団　祝！30周年春の3時間半スペシャル」

無事放映も終わり、たくさんの方々に反響をいただいております。
いままでは、アシスタントを務めているテレビ東京アナウンサーの片渕茜さんが贋作を作り、
司会の今田耕司さんがどれが本物かを見抜く、というコーナーでしたが、今回は、片渕茜さんが番組を卒業との事で
新アシスタントの菅井友香さんと２人で、製作したものを並べて、今田さんにどれが本物かを見抜いてもらう企画に
なりました。

モチーフはエミール・ガレ　ガレ工房の作品です

エミール・ガレとは、フランスを代表するアールヌーボーのガラス工芸作家です。
自然をモチーフにした多くの作品を製作し、現在も世界中に愛好家のいる有名な作家です。
そのガレの作品と並べて、違いの分からないものを作ろう！という企画です。

サンドブラストでガレに似たよう物を作る、というのは良いのですが、２人とも全くサンドブラストを
やったことがないので、完全な初心者で大丈夫？という不安でいっぱいでした。

意外といけるかも？　不安が消えたわけ

菅井友香さん片渕茜さんと、初めてお会いしたのは、テレビ東京のスタジオ。
まずは、作品のデッサンの製作です。
いろいろと撮影をしながらの製作でしたが、お２人の画を書いている様子を見ていて
これは意外といけるかも！
と思い、不安が半分解消しました。

「サンドブラストの原稿にするので、色やグラデーションは必要なく、線画で書いてください」
とお願いしたところ、初めてとは思えないくらい、ちゃんとした線画を描いています。
この辺の臨機応変さとセンスの良さが、うまく行くポイントなので、この辺を見ていて
いけるかも！
と思ったわけです。

後日、手書きの原稿を受け取り、ベースを作り、サンドブラスト用のマスキングフィルムに加工して
いよいよ実際のガラスの加工になりました。

柔軟な対応には、センスと感性の鋭さが必要です

菅井友香さんの作品　華麗な蝶が印象的です。

実際にお会いした菅井友香さんは、ＴＶなどで拝見する雰囲気そのまま。
ふわっとした優しい感じで、明るい方でした。
この柔らかい感じの方が、アイドルグループ欅坂46のキャプテンだったとは！
たくさんのメンバーをまとめるというと、強力なシーダーシップが前面にある
人を想像してしまいますが、その真逆な存在感のようなものがあるのでしょうね。
菅井さんには、薄紫色ライトパープルの被せロックグラスで、作品を作っていただきました。
テレビ放映ではわかりにくかったのですが、実際には柔らかい光の美しい作品に仕上がりました。
菅井友香さんのイメージそのままですね。

片渕茜さんの作品　緻密に描かれた蜻蛉が印象的な作品です。

片渕さんは、さすがアナウンサーと言う感じで、はっきしりた正確な話し方をされる印象です。
製作の様子をそばで見ていたウチの従業員も
「普通の人とは全く違う、正しい話し方をする人ですね」
と驚いていました。
実は片渕さんの作品は、製作にとても時間がかかり、かなり大変だったのです。
しかしご本人は、製作にどんどんのめり込んでいき、しっかりと完成することができました。

初めてサンドブラストを体験されたお２人でしたが、想像をはるかに超える出来栄え。
私を含めて普通の人は、初めての事をする際に、１言われたら0.5程度しかできないものです。
しかしお２人とも、１言うとちゃんと1をやってしまうのです。
これには、「感性の鋭いセンスの良さ」が需要です。
それがあるからこそ、始めての事にも柔軟に対応ができるのだと思います。

片渕茜さんはアナウンサーで、菅井友香さんはタレント・女優さんで、お２人ともある意味特殊な
お仕事をされている方々です。
「感性の鋭いセンスの良さ」があるから、こういう難しいお仕事を続けていけるのかもしれない、と
思います。

今回は本当にお忙しい中、ブラスト工房に、片渕茜さん、菅井友香さんにおいでいただき、中身の詰まった濃密な時間で
製作をしていただきました。
ブラスト工房にとっても、とても有意義な時間でした。
そして狭いスペースの中で、音声に、撮影に、ライティングに、進行に、いろいろと頑張っていらした、スタッフの皆さんにも
頭の下がる思いです。
過去に何度か経験はしていましたが、和気あいあいとした中にも、静かな緊張感のある現場の空気は、とても良いものだと
再認識しました。

貴重な時間をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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