普通にあるロックグラスの、グラスの底に、シンクブラストでバラの花を彫
刻しました。
それだけで、高級なロックグラスに変わります。

シンクブラスト

ガラスに彫刻加工する方法はいろいろあるんですが、その中でも立体的に
見えるように彫る方法を　ブラスト工房では、シンクブラストと呼んでい
ます。

シンクというのは、英語のＳＩＮＫで、沈めるという意味です。
台所の流し台のシンクも同じ意味です。

シンクブラストとは、デザインをガラスに沈めこむ　と言う事で、彫った
側の反対側から見ると、立体的に見えるように表現する事です。

ロックグラスの底

普通にあるロックグラスは、そのほとんどが底の厚い作りになっていま
す。
なぜロックグラスは、底が厚いつくりになっているのか、というのは
諸説ありますが、一番の理由は安定感です。
よっぱらって手元が狂っても、グラスを倒す心配がありません。

その厚い部分を利用して、深くシンクブラストをしました。

シンクブラストをする方法ですが、これはとてもコツが入ります。
今まで紹介したフレームブラストだと、マスクのフチを基準に彫っていけば
良いのですが、シンクブラストは、全く逆の方法をとります。

マスクのフチに砂を当てないように意識しながら、デザインの中心を
基準に彫っていきます。
つまり、フリ－ハンドのような状態で、完成の状態を頭の中でイメージ
しながら、彫刻加工していくという事です。

シンクブラストができるようになるためには、イマジネーションする能力と
頭の中のイメージ通りに彫るという能力が必要になります。
これは特に難しいことではなく、経験を積めば誰でもできるようになります。

どれだけ失敗をしたか、が、重要になります。

これからも、いろいろなデザインで、シンクブラストを紹介しますので
お楽しみに！。

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