八咫烏めぐり 東京都葛飾区立石
作家としての作品のモチーフとして 烏 八咫烏 を選びましたが、八咫烏の
研究として、八咫烏をシンボルにしている、熊野神社へ行くことにしました。
第１弾は東京都内の、新宿・十二社熊野神社と芝・増上寺熊野神社へ行きまし
た。
今回は同じ都内の、葛飾区立石にある熊野神社へ行ってきました。
立石 熊野神社
久しぶりに京成電車へ乗って、下町方面へ。
青砥駅で降りて、徒歩１０分程度で熊野神社へ到着します。
周りは本当の住宅密集地帯で、江戸川区や江東区や墨田区と並ぶ
東京の下町です。
ここの立石熊野神社は、幼稚園も併設されていて、子供たちの声
が響く、和やかな雰囲気のところです。
陰陽師 安倍晴明
この神社は八咫烏だけでなく、あの有名な陰陽師 安倍晴明ゆかりの神社でもあり
ました。
安倍晴明とは、西暦９２１年頃の生まれとされています。
東ローマ帝国が存在し、その数年前には朝鮮半島に、高麗の国が作られるという
時代です。
安倍晴明が学んでいた 陰陽道 とは、平安時代の最先端の学問であった占術や
科学をまとめて体系化したもので、晴明自身は特に 天門道にたけていたといわ
れています。
天文道とは、今で言う天文学と気象学を合わせたようなもので、天気や気候を予
測し、様々な知見を多くの人に広める、というような事をしていたようです。
天気を予想できるというだけで、農業や政治に大きな影響を与えることができる
ので、当時の権力者たちとの親交も深かったようです。
陰陽には五行説があり、これは中国より伝わった自然哲学で、万物は 火・水・
木・金・土の５種類の元素から成り立っているいう説で、これを陰陽道と言う
日本独自の形態に発展させたものが、陰陽五行説です。
立石 熊野神社の八咫烏
かわいい八咫烏がいました
立石熊野神社の八咫烏の紋は、陰陽五行説と融合し、五角形の枠の中に
八咫烏が描かれたものです。
紋様もそれぞれの神社によって、少しずつ変化をしていることが、わか
りました。
境内には、かわいいポニーがいます。
かわいいお守りを買いました。
ちゃんと足が３本描かれています。
八咫烏の事を調べに来たのですが、意外なことに陰陽師の事まで知ることに
なりました。
こういうことがあるので、実際に行ってみて体験してみることはとても
重要であることを再認識しました。
関東には、八咫烏を紋にした熊野神社が５ヶ所あるのですが、今回が３ヶ所
目ですので、あと２か所へも行く予定にしています。
続きをお楽しみに！
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