サンドブラスト ガラス彫刻作品の新作 冬の樹
蕨市公募美術展に出品した 桜吹雪鴉鯉 に引き続き、ガラス彫刻作品を製作しました。
題名 冬の樹
高さ４００ｍｍのガラスの花瓶を素材として、サンドブラストで彫刻加工し彩色しました。
樹の枝の微細まで彫刻加工
シルエットで表現した樹は、微細な枝まで彫り込んでから塗装しています。
樹の本体は、可能限り深く彫り込んで立体感を出しました。
一部分は、より立体感を出したいがために、穴を開けて貫通してあります。
雪を降らせる サンドブラスト独自の表現方法
はっきりとした輪郭の無い丸い形で、降る雪を表現しました。
砂の出る最低限の圧力で、ノズルを固定してゆっくりブラストすると
淡い円形に彫れます。
少しノズルを動かして、円形を大きくしたり小さくしたりしながら、
静かに降る雪の雰囲気を演出しています。
積もった雪をステップブラストで表現する
大きな牡鹿の後ろに、樹に隠れるようにかすかに見える女鹿。
ガラスという透明な素材、だからこそできる表現です。
降り積もった雪は、ブラスト工房で言うステップブラスト（段階的に彫る）
で表現しました。
雪の上の部分のラインをシャープに彫ることで、重なり合う部分に少し影ができ
より立体感が出ます。
四季の樹への展開
この樹のモチーフは今後、春夏秋冬の４作にしたいと思っています。
２０２４年の春までには、春の樹を作る予定です。
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