流木とガラスを一体化させた商品を購入しました
ネットで見つけて、前々から気になっていた商品。
流木の上に溶けた状態の吹きガラスを乗せて、自然に垂れて固めた商品です。
当然流木の上にピッタリ乗っています。
サンドブラストで流木部分の加工
木材のサンドブラスト加工は、過去に何度も経験があるので、まずは流木部分の
加工から始めます。
天然木をサンドブラスト加工すると、木の柔らかい部分から彫れていき、固い部分が残ります。
写真のような仕上がりになるわけです。
おおよそ800度~1000度程度の温度だと思いますが、前述した通り溶けた状態のガラスを乗せたので
流木にはコゲがあります。
表面的なコゲならばサンドブラスト加工の過程で削れてしまうのですが、今回の素材はガラスの重量があるものなので
かなり奥の部分までコゲているようです。
結局コゲている部分は残ってしまいました。
最終仕上げとしてクリアー塗装をしたので、より木質感が浮き出た感じになりました。
サンドブラストでガラス部分の加工
水の中を流れてきた流木と透明なガラスの組み合わせなので、最初から水の中を泳ぐコイをイメージしていました。
ガラス部分には、サンドブラストでコイを彫刻加工しました。
彫ったコイはマゴイと言うより漆黒のコイにしたかったので、仕上げに塗装をします。
写真は塗装前のプライマーを塗布した状態です。
ガラス表面の細かな凹凸の部分にプライマーが入るので、光の反射が抑えられて透明感が出ています。
子供の頃に読んだ、釣りキチ三平の中に「桜吹雪のカラス鯉」という話があります。
マゴイは成長するに従って元の色が薄くなり、金色や銀色の部分が多くなってくるのですが
老練の養魚家が、特別な方法で漆黒の大きな鯉を作り出した、という話です。
その事を思い出しながら製作したので、色もより漆黒になるように調合しました。
エアーブラシ用の塗料に黒の顔料を混ぜて、より黒くなるように仕上げました。
透明な水の中を泳ぐカラス鯉という感じです。
サンドブラスト用のフィルムでの曲面加工
ご覧の通りまだまだスペースに余裕があるので、何匹か追加で彫ろうと思っています。
今回もサンドブラスト用のフィルムを使って加工しました。
こういう湾曲した局面にフィルムを貼るのも、経験から導き出した様々なノウハウがあります。
この手法は、今後もいろいろと研究しつつ変化&進化させていきます。
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