サンドブラスト 被せガラスコース9

被せガラスコースレッスン9 中級

ブラスト工房では、サンドブラストで加工するガラス彫刻教室を
開講しています。

・被せガラスコース
東京都の伝統工芸品・江戸切子にも使われている、高級ガラス素材
被せガラス(きせがらす)を使った、ガラス彫刻作品をつくる講座
です。
水彩画のような、繊細な淡いグラデーションが特徴的な、美しい
ガラス彫刻作品ができあがります。

初めてガラス彫刻をする方でも製作できる、サンドブラストガラス
彫刻講座、被せガラスコースですが、今回はレッスン9で中級
レベルのレッスンの紹介です。

サンドブラスト 被せガラスコース9

紫色の被せガラス皿を彫刻加工して、ブドウの皿を作ります。

 

難しいデザイン レッスン9中級編

サンドブラスト 被せガラスコース9

サンドブラストガラス彫刻では、今回のブドウを含
めて粒のあるデザインを避ける方が多くいます。
理由は「〇」です。

・正確に丸をカットする
・正確に丸く彫る
・正確に丸を表現する

丸は、製作者の技量がわかりやすく表現されますので
避ける傾向が強いモチーフです。

中級のレッスン9では、あえてブドウに挑戦すること
で、自分の技量を再認識することも目的にしています。
サンドブラスト 被せガラスコース9

 

粒の彫刻加工 

サンドブラスト 被せガラスコース9

ブドウを彫刻する際の重要ポイントは、なんといっても
粒のステップブラストです。
ブドウの房を表現するには、一つ一つの粒の境目を、
しっかりと出すことです。

丸の外側のラインのみに砂を当てて、前後関係の立体感
を作り、濃淡は後から付けていく方法が有効です。

ハイライトを付ける

サンドブラスト 被せガラスコース9

彫った粒にハイライトを入れます。
実際にブドウを見た時の、光の当たり方を想像しながら
「ここが光っているはず」
と思われる場所に、ピンポイントに砂を当てて、白く
します。

小さなことですが、ハイライトを入れることで、立体感
のある表現が可能です。
こういう表現のポイントは、 光と影 を見る事です。
どこが光か、どこが影か、を瞬時に把握するコツですが
私の場合は、見るものすべての 光と影 を意識するよ
うに心がけていました。
しつこく繰り返すことで、習慣化できました。

道を歩きながらでも、
「こちら側が光で、ここが影」
と考えながら歩いていたので、相当に変な人に見えたかも
しれませんが(笑)でも、その感覚を身に着けたので、
自然とこんなことができるようになったわけです。

サンドブラスト 被せガラスコース9

ここまでくるとより、硝子彫刻作品 という感じが出てきます。
実際の加工方法は、下の動画をご覧いただければ、よりわかりやすいと
思います。