試作中でした ガラスのはしおき ですが、完成形が
できました。
厚み5mmの板ガラスを25mm角にカットして、4枚
重ねて炉で溶かして、一体化して成型しています。
成型したものに、ブラスト工房のある蕨市の 蕨
の文字を彫刻しました。
5mmの板ガラスを4枚重ねると、合計20mmになる
のですが、実際には溶けてツブれるので、完成した
時の全体の厚みは15mmになり、25mm角の大き
さは、35mm角になります。
こういう所が、ガラスを溶かして成型する作業の、
面白い所でもあります。
動画や写真ではわかりにくいのですが、中心を少し
へこませて、はしを乗せた時に動かないようにして
います。
この へこませて の部分は、板ガラスの段階で、
サンドブラストで、中心部分を彫り込んで加工して
います。
サンドブラスト職人としては、何らかの方法でサンドブ
ラストの技法を生かして行こうと思っていますので、
サンドブラストならでは
の はしおき ができたのではないか、と思っています。
あえてきれいに成型せず、溶けたガラスのまま の形
を完成形にしていますが、ガラスの溶けた自然な感じ
を出したかったからです。
結果、一つ一つ形が違うものが出来上がりましたが、
これはこれで、手作り感の演出にもなったと思ってい
ます。
価格は、まだ決めていませんが、11/3(土・祝)の
で販売します。
ブラスト工房は、蕨郵便局前の、歴史民俗資料館別館
前に出店しますので、ぜひ会場にお越しください。