芙蓉商事SSタイプ

芙蓉商事のサンドブラスト機 SSタイプ

芙蓉商事 SSタイプ

サンドブラストでガラス彫刻を始めよう!という方がまず問題になるのが機材の調達です。
現行で、ガラス彫刻に特化したサンドブラスト機は市場にありませんので、中古機材を探すことに
なります。
ブラスト工房では、芙蓉商事製の中古機を販売する際に、ガラス彫刻特化したカスタマイズをして
います。
上の写真は、フィルターレギュレーター部分で、手に持っているのが元々付いていたもの。
右側の2連になっているものは、新しく取り付けたものです。
こういうパーツも経年劣化がありますので、必ず取り換えることにしています。

水分除去が必要なわけ

芙蓉商事 SSタイプ
15年ほど前までは写真のような専用のエアードライヤー機を
使っていました

芙蓉商事 SSタイプ
現在はフィルターレギュレーターの性能が格段に良くなったので
こういう2連式のものでも十分水分除去をしてくれます.

サンドブラストでは、圧縮空気で砂を吹き付けて加工をします。
コンプレッサーで空気を圧縮するということは、空気中の水分も凝縮されて集まります。
コンプレツサーのタンクの内部などは、絶えず結露している状態です。
この水分を、空気と一緒に出して砂を噴出させると、水分が付いて砂が固まってしまいます。
これもサンドブラストのトラブルの原因になります。

コンプレッサーから出た空気が、フィルターを通ることにより水分が除去されて、乾燥した
空気で砂を吹き付けることができる、固まりにくくなるというわけです。

カスタマイズだけでなく清掃作業も重要

芙蓉商事 SSタイプ
直圧タンクのフタ
ここを開閉することで、手作業での砂の入れ替えをすることなく
作業を進めることができます。
フタには空気圧がかかるので、すり減ったりしていないか、必ず確認しています。

芙蓉商事 SSタイプ
直圧タンクの下にあるチーズと呼ばれる部分
ここも取り外して清掃しています
一番下のネジを外すと写真のように、中に小さな穴が見えます。
この穴が意外と重要ポイントで、ここにゴミが詰まると砂が出なくなる
ことがあります。

芙蓉商事 SSタイプ
作業ボックスの中の砂を吹き飛ばすエアーダスタ-
元々は、右側のようなガンタイプのものが付いていましたが、こんなに大きなもの邪魔ですし
全体が金属製ですので、ちょっとしたことでガラスにぶつけて・・・・・・。
左側の手で持っている小さなものに変更しました。
コンパクトなので、ボックスの中にあっても邪魔になりません。

かなりおおまかですが、中古機材の販売の際には「清掃&カスタマイズ」を必ず行ってから
お客様に納品させていただいております。
カスタマイズの詳細に関しては、下記の動画をごらんください。