ガラスの話ガラス工場見学ツアー岩澤硝子株式会社さんへ行ってきましたサンドブラストブラスト工房ガラス彫刻

今日は朝から慌ただしく会社を出て、東京都墨田区にあ
る、岩澤硝子株式会社さんのガラス工場見学ツアーに参加して
きました。
毎日ガラスに触れている身なのに、ちゃんと工場を見た
事がなかったので、とても楽しみでした。

説明を受けながら２Ｆにある実際の作業場へ行くと、
「おおっ！凄い！」
と思わず叫びたくなりました。

自動化されたものが何一つない空間で、職人さんたちが
３～４名に分かれて、黙々と作業をしています。
しかも素材はガラスなので、ちょっとペースを落として
・・なんてやっていると、冷えてしまいトラブルになる
わけですから同じペースで、あうんの呼吸をあわせての
作業で、次々に溶けたガラスが形になって行きます。

なんだかすごい事をして、すごい物を作っていそうな、
Ｈ・Ｒ・ギーガーを信奉する私にとっては、このカオ
スな空間は、最高の場所です。

１４００度近い溶けたガラスを取り出して、金型に流し
込んで、成型して、取り出して、冷やして・・・・・
それぞれのチームごとに、違うガラス製品を作っている
ので、少しずつ動きや道具が異なっています。
少しだけ緊張感の漂う現場は、私にとっては、静かに興
奮する場でもありました。

毎日いろいろな種類のグラスや皿やトロフィーなどに触
れていて
「工場で作っているのに、どーしてこうなるのだろう」
とか
「なんでこういう形ばかりなのだろう」
とか疑問に思っていた事が、今回の工場見学ですべて解
決してしまいました。
本当にありがたく、貴重な体験でした。

以前は墨田区だけで８０以上のガラス工場があったそう
ですが、今は数件を数えるほどになっていて、ガラス製
品を作るのに付随した作業として、ガラス磨き専門、ス
リ合せ専門、サンドブラスト専門、と協力業者がたくさ
んあったそうですが、それぞれ廃業していったので、今
は自社でこれらの作業を行っているそうです。
（ナイショですが、ウチと同じ、サンドブラストのフィ
ルム露光機があったのには驚きました・・・泰西産業は
営業活動してますねえ（笑）

見たかったものの一つ、ガラスの徐冷工程ですが、説明
をうかがって完全に納得しました。

実はこの企画を知ったのが１１／１２（月）の事で、い
ろいろと策略をして時間を作る事ができました。
こういう体験は、無理をしててでも行くべきですね。
１時間ほどの時間でしたが、本当に得るものの多い、濃
密な貴重な時間でした。
岩澤硝子株式会社の皆さん、ありがとうございました。
今後もこういう機会を見逃さず、東京中のガラス関連の
所へ行ってみたいと思います。

最後に貴重な情報をいただいた、町工場親善大使であり
町工場えんにち主催者の羽田詩織さんに感謝して、今日
の工場見学報告を終わりたいと思います。
羽田詩織さんには、町工場たいけんえんにち！４の時に
もお世話になりました。
これからも、よろしくお願いいたします。